太陽と月神話 第99回  潮の満干を起こす巨人

月の魔女・小泉茉莉花です。


太陽と月にまつわるお話は世界中にたくさんあります。
太陽と月の魔女ブログでは、そんなお話をご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するのはドイツのお話です。
とても短いですが、潮の満ち干に月が関係しているというお話は興味深いです。

ラントゥームの(北海にあるジルト島の地名)の人々は次のように言っています。
月の中にいるのは巨人だ。
巨人は満潮のときは背中を丸めて立っている。
水を汲んでは大地に降り注ぎ、満潮を引き起こしているからだ。
引き潮のときは巨人はまっすぐたって仕事を休んでいる。
だからまた水がひくんだ。

参考文献 世界の太陽と月と星の民話 日本民話の会 外国民話研究会 編訳 三弥井書店

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