太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第50回オレンジ

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2022年11月にリニューアル発売した
「太陽と月の魔女カードwithグリフィン&ペガサス」のカードのシンボルにまつわる
神話や伝説などをご紹介しましょう。

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第50回目は太陽カードから「26・オレンジ」。

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ギリシア神話から、最大の英雄ヘラクレスの話をご紹介しましょう。

ヘラクレスは、デーバイの女性アルクメーネと、大神ゼウスの子。
そのためゼウスの妻ヘラはヘラクレスに敵意を持ち、
情け容赦なく彼を追い詰めました。
そして「12の偉業」を申し渡します。

そのうちのひとつが、ヘリぺロスの娘たちヘスペリデスの黄金のリンゴを奪い取ること。
ヘスペリデスはこのリンゴを守っていたのですが、

この黄金のリンゴは、ヘラがゼウスと結婚した時にガイアから贈られたものであり、
不老不死の力を持つとされ、
常々、神々が争う原因となった果物です。
手に入れられたら絶大な力を永遠の命を得ると考えられていました。

ヘラクレスはまず、ヘスペリデスの住む場所を探しました。
とても大変でしたが、プロメテウスの力を借り、教えてもらいます。

次に天空を支えるアトラスという巨大な神にも協力を求めます。
アトラスは件のリンゴを取りに行く代わり、
ヘラクレスに一時的に天空を支えるように申し渡しました。

アトラスは無事リンゴを手に入れたものの、
巧妙な手段を使って再びヘラクレスに天空を支えることを求めました。
それを承諾し、ヘラクレスはようやく黄金リンゴを持ち帰ることに成功したのです。

この黄金のリンゴこそ、実はオレンジであったということです。


参考:アーサー・コッテル「正解神話辞典」柏書房 ほか

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