魔女のハーブ 第40回 セントジョンズワート

こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。

魔女と言えばハーブを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そう、ハーブ魔女を名乗る方もいるわけですし。
というわけで魔女がよく使うハーブをご紹介していきましょう。
第40回は、セントジョンズワート。

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ヨーロッパからアジア西部が原産地の多年草です。

別名セイヨウオトギリソウと呼ばれるセントジョンズワートは、
聖ヨハネの草、という意味があり、
聖ヨハネが処刑された6月頃に満開の時期を迎えることにちなんでいます。
古い時代のヨーロッパでは、悪魔や魔女を遠ざける力を持つハーブと考えられ、
魔除けの儀式に使われていたとか。
また延命、火災、精神疾患にも効力があるとされていました。
さらに傷やヤケド、打撲などへの民間療法にも利用されていたようです。

現代では、体の緊張をほぐす、肌に潤いを与える、生体リズムを整える、
深い眠りを誘う、筋肉痛の予防などの効果があると言われています。
さらにヒペルフォリンという成分が含まれているため、
初期から中程度のうつ病に効く抗うつ作用があるとも。
そのうえ抗ウイルス、抗菌作用も有効と認められています。

葉や花をお茶にすれば、緊張を和らげ、不眠やうつに効果的。
花の抽出油は、ねんざなどのとき、肌に直接塗って使用します。

ただし他の薬との相互作用もあるので、
併用する場合には医師に相談すること。
また妊娠中は使用しないてください。


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