太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話 第52回「オレンジ」

こんにちは。



太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2022年11月にリニューアル発売した

「太陽と月の魔女カードwithグリフィン&ペガサス」のカードのシンボルにまつわる

神話や伝説などをご紹介しましょう。


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第51回目は太陽カードから「26・オレンジ」。


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オレンジそのものではありませんが、

同じ柑橘類のお話です。


昔々の中国に、

黄岩(こうがん)というところに金色の孔雀がいました。

ある時、一羽の鷹がその孔雀に襲い掛かりました。

それを見た木こりが助けに入り、

傷が癒えるまで世話をしてやったのです。

木こりのおかげですっかり元気になった金色の孔雀は

木こりの家の畑に、金色の種を埋め、飛び去っていきました。

その種は芽吹き、やがて成長して白い花が咲き、

実をつけました。

オレンジ色のその実は甘い香りを漂わせています。


木こりはその実を村の老人や病人に配りました。

みずみずしい果汁ととその甘みがしたたる果実に

皆、大喜び。


その後、人々はこの実が「ミカン」であることを知りました。

実を食べた後、種を畑にまくと次々と芽を出し、

木は年々増えていきました。

こうして黄岩は美味しい柑橘の産地として名を馳せたということです。



参考:秦寛博 編著「樹木の伝説」新紀元文庫



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