太陽と月の魔女のおすすめ本 第54回「サイン・シンボル事典」三省堂
こんにちは。
太陽の魔女マリィ・プリマヴェラです。
太陽と月の魔女がどんな本を読んで星占いや魔女学をお勉強してきたか、
あるいは太陽と月の魔女の愛読書をご紹介いたします。
第54回は太陽の魔女マリィのおすすめ本。
ミランダ・ブルース₌ミッドフォード著・若桑みどり訳
「サイン・シンボル事典」(三省堂)です。
1997年出版と、今回もかなり古めの本ですが、
眺めていると実に楽しい!
そう、写真やらイラストやらが各ページに10個は掲載されていて
文字が割に少な目なのです。
だから目から入る情報のほうが圧倒的に多い。
でもそれがまた、とても楽しいのです。
ちなみに75ページを開いてみると…
「手」「足」などが描かれています。
『手はそのしぐさによって祝福・防御・正義・権威をあらわすことができる。
よく「(人や動物の体に)手を置いて」人を癒し、
誰かを助けるときには「手をかす」という。
握手する2人の人物は、愛と好意のしるしである』
と前書きがあり、
古代ローマで占いに使われたという「未来を示す手」だとか、
ハリウッドのスターの手形の写真とか、
ユダヤ教徒の強さと力の象徴として「神の手」をかたどったお守りの写真とか。
あるいは、その下には「足」の項があり、
19世紀の東南アジアでは長い爪が富の象徴だっと述べ、
ベトナムの貴族が爪を何10センチも伸ばしたイラストが。
またヴィシュヌ神の足裏として掲載されている写真には
赤い足の裏に、魚やほら貝、月、星などの象徴的な図形が。
もう、ページをめくるごとにワクワクしてきます。
読むところが少ないのが、ちょっと…、だけれど
イラストや写真を眺める分には非常に面白い本なのです。
サインやシンボルの事典はいくつも出版されていますが、
この事典が、おそらくもっとも簡便で、
とっつきやすいのではないかと思っています。
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