太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話_第58回_月カード22_星
こんにちは。
太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ&月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが
2022年11月にリニューアル発売した
「太陽と月の魔女カードwithグリフィン&ペガサス」の
カードのシンボルにまつわる神話や伝説などをご紹介しましょう。
第58回目は、月カードから「22・星」。
グリム童話にこんなお話があります。
森の中で道に迷った王様は魔女に出会い、
魔女の一人娘をお妃にすることを条件に森を抜け出す道を教えてもらって
無事にお城に戻ることができたのです。
ところが、その美しい一人娘はお妃になった言った途端、
王様の前妻の子供たちを森の中のお城に閉じ込めてしまいました。
その子供は、6人の男の子と、たった一人の末娘。
そして6人の男の子は全員、白鳥に変えられてしまったのです。
難を逃れた末娘は
白鳥となって飛び去った6人のお兄さんたちを探します。
森の奥へと入って行き、
ようやくのことで再会することができました。
6人のお兄さんたちは昼間の数時間だけ人間に戻ることができました。
そして魔女の呪いを完全に解くためには
6年の間、妹がひと言も口をきかず、笑うこともなく、
「星の花」という名の花を縫い合わせて
お兄さんたちのシャツを6枚作らなくてはいけない、
と告げます。
妹は「星の花」を集め、6枚のシャツを縫い続けました。
1年、2年…と縫い続けました。
何年か縫い続ける日が続いたある日、
狩りにきたある国の王様が彼女を見つけ、
自分のお妃に迎え入れました。
ところが彼女はお兄さん達からから言われたとおり、
『6年間の間、口をきかない、笑わない』…。
子供が生まれましたが、
王様の母親がお妃である娘を良く思っていなかったので
生まれた子供を隠してしまい、
「お妃が子供を食べてしまった」と王様に告げたのです。
「口をきいてはいけない、笑ってもいけない」という約束を守り続けたお妃、
つまり6人の兄たちの末の妹は、何も弁明することができません。
こうして彼女は裁判にかけられ、
火あぶりの刑に処せられることになってしまったのです。
その刑が処せられる当日は、まさに6年目のその日でした。
処刑台に立たされたお妃のもとに六羽の白鳥が飛んできました。
そう、白鳥にされたお兄さんたちが現れたのです。
彼女が白鳥に次々とあの「星の花」で作ったシャツをかけてやると
白鳥たちは元のお兄さんの姿に戻りました。
ところが「星の花」のシャツは6枚目だけ間に合わず、
片腕が出来上がっていなかったのです。
なので最後のお兄さんだけは片腕がなく、
その代わりに背中に白鳥の翼が生えたままだったとか。
ところで。
この「星の花」はドイツ語で「シュテルンブルーメ」と表現されているのですが
一体どんな花なのでしょう?
ユウゼンキク、ハナニラ、アストランティア・マヨールなどが候補にあがるのですが、
はたして…?
参考:『魔女の植物園』西村祐子著・ヤマケイ文庫
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