太陽と月の魔女カードのシンボルにまつわるお話_第62回_月カード14_媚薬
こんにちは。
太陽と月の魔女( 太陽の魔女=マリィ・プリマヴェラ&月の魔女=小泉茉莉花)のユニットが2022年11月にリニューアル発売した
「太陽と月の魔女カードwithグリフィン&ペガサス」の
カードのシンボルにまつわる神話や伝説などをご紹介しましょう。
今回は月カードから「媚薬」。
媚薬と聞くと、怪しげな薬を思い浮かべるかもしれませんね。
魔女が作るのが媚薬だとも。
中世ヨーロッパで「媚薬を作る魔女」と呼ばれた女性たちの多くは、
本来は薬草の知識を持つ治療師や助産師、村の相談役でした。
失恋に苦しむ人、夫婦仲に悩む人、想う人との縁を願う人、
そんな人々は彼女たちを訪ね、
薬草を使ったお茶や香り袋、お守りを受け取って帰ったといいます。
そこには、現代のような恋愛テクニックではなく、
「自然の力を借りて心を整えよう」という素朴な願いがありました。
もちろん、恋の魔法に使われたと伝えられる植物もあります。
バラは愛情を、
ローズマリーは誠実な絆を、
ラベンダーは穏やかな魅力をもたらすとされていました。
相手の心を操るためのものというより、
自分自身の心を落ち着かせ、勇気を与えるための存在だったのかもしれません。
一方で、媚薬を作ったという噂は、
魔女裁判の告発理由にもなりました。
恋愛のもつれや人間関係の嫉妬は、
しばしば魔女がかけた魔法のせいにされたのです。
いずれにしても、「媚薬」というものを使って、
思い通りにならない人の心を力づくで動かそうとした人間のエゴ、
人のあわれが見えてきます。
そして中世の魔女と呼ばれる女性たちの賢い知恵も
宗教の名のもと、
「媚薬」つまり「惚れ薬」という邪悪なものとされてしまった…。
媚薬の存在の裏には
私たち人間の思い上がりと
何かにすがらずにはいられない弱さが隠れているのだと思うのです。
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